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 京都 神楽岡鎮座 吉田神社   神仏霊場 京都30番 

吉田神社 本宮real estate

御祭神(写真右より)
 第一殿  健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)
 第二殿  伊波比主命(いはいぬしのみこと)
 第三殿  天之子八根命(あめのこやねのみこと)
 第四殿  比売神(ひめがみ)
御神徳
第一殿・第二殿の御祭神は諸々の災難より逃れ幸福を勝ち取る厄除・開運の神、第三殿の御祭神は神祇の祖神であり思慮深き学問の神、第四殿の御祭神は女神として女性に特別の徳を授ける神様です。
また第三殿・第四殿は夫婦神として、良縁や夫婦和合の御神徳をお授け下さいます。

由緒
清和天皇の御代 貞観元年4月(西暦859年)に中納言藤原山蔭(ふじわらやまかげ)卿が京の都の鎮守神として吉田山に勧請し創建されました。
この鎮座地である吉田山は、古来より「神楽岡」(神が集いし岡)と呼ばれ親しまれている聖地であり、現在でもその秀麗な山容は東山三十六峰の12峰目に数えられております。
以来、皇室の崇敬極めて厚く、特に神職 吉田兼倶が吉田神道を創設してからは、神道界に絶大なる権威を得て隆盛を極めた社です。
旧社領590石

吉田神社(本宮) 略年表
貞観元年
中納言 藤原山陰卿が京の都の護り神として勧請し創建
永延元年
一条天皇の行幸を仰ぐ
正歴2年
19奉幣社の1つとなる(『二十二社』の前身)
嘉承元年
4度の官幣に預かる
文明16年
斎場所 大元宮を造営する

吉田神社(本宮) 祭礼日

節分祭
 2月節分前後
詳細は節分祭についてをご参照下さい
祈年祭
 3月17日  10時
例祭
 4月18日  10時30分
吉田神社創建に由来する祭事です。

春日南都楽所による倭舞(やまとまい)の奉納や、調理された特殊な御棚神饌(みたなしんせん)を供えるなど、非常に厳かに祭事が執り行われる様子から、吉田神社の歴史と伝統を垣間見る事ができます。(一般参列不可。中門からの見学は可能です)

夏越大祓
 6月30日  16時
大祓は古来より我が国伝統の神事として、毎年6月(夏越)と12月(師走)の年2回 宮中を始め各神社において執り行われる大切な神事です。
日常生活の中で知らず識らずに犯した罪や穢れを人形(ひとがた)に託して祓い清め、日々穏やかに過ごせるように願います。特に6月(夏越)の大祓は厳しい夏を大神様のご加護を頂き、健康で無事に過ごせるように願います。
当神社では、厄を託された人形を焼納した後に、例年約1000人の参拝者と共にお祓いを行い、夏越の歌を唱えながら茅の輪を3度くぐります。
神事終了の後、人形をお納め頂きご参列された方には、厄除け「茅の輪」を授与致しております。

               夏越大祓
新嘗祭
11月23日  10時 

斎場所 大元宮real estate

御祭神

 天神地祇八百萬神(あまつかみくにつかみやおよろづのかみ)

 東神明社   天照皇大神
 西神明社   豊宇氣比売神
 東西諸神社  式内神3132座

御神徳
吉田神道の教義により宇宙軸を現す大元宮は、始まりの神(虚無大元尊神)を中心に祀り、そこから生まれ来る八百万の神々を祀る事で、全国の神々を祀る社として、様々な御神徳をお授け下さいます。

由緒
昔左京室町にあった社を吉田兼倶が後土御門天皇の御代 文明16年(西暦1484年)に現地に造営、同年11月24日奉請の上遷座されました。
吉田神道の根元殿堂として道を説き 教えを設け、神職界の宗家として「宗源宣旨(そうげんせんし)」並「裁許状(さいきょじょう)」を発行するなど、大元宮を神道の中心地として神祇道の振興に貢献しました。

現在でも当社節分祭では大元宮を中心に特殊神事が行われ、厄塚による厄除祈願の参拝者が群集するなど、本宮と並び賞されるご崇敬極めて篤い社です。

内院特別拝観
平素は中門からのご参拝となりますが、正月3日間と節分祭、並びに毎月1日に限り、大元宮の本殿や東西諸神社など特別にご参拝頂けます。
※午前8時〜午後4時頃まで(節分祭2・3日は午後10時頃まで)拝観無料

大元宮 略年表
文明16年
現地に造営、遷座
天正18年
勅により吉田兼見が鎮魂祭を奉仕し、大元宮後方に八神殿を奉遷
慶長14年
更に勅を受け神祇官代として伊勢例幣使の儀礼を修める(至 明治4年)
明治 5年
八神殿の神璽を宮中神殿へ遷座

大元宮 祭礼日

例祭
11月24日   9時30分
両大神宮祭
10月17日   9時30分

摂社 若宮社real estate

御祭神

 天忍雲根命(あめのおしくもねのみこと)
御神徳
本宮第三殿の天之子八根命と第四殿の比売神の御子で、天孫(てんそん)のために天二上(あめのふたがみ)に上りまして御膳水(みけつみづ)を請うて献奉った水徳の神として御神徳をお授け下さいます。

由緒
当初は本宮の第二殿と第三殿の間に無社殿で祀られてあったのを慶安元年(西暦1648年)現地に造営され、後に吉田神社 摂社に定められた社です。

若宮社 略年表
延元元年
吉田兼熈(かねひろ)が社殿を建てる
慶安元年
現地に造営
明治10年
吉田神社 摂社に定められる

若宮社 祭礼日

例祭
12月17日  10時

末社 神龍社real estate

御祭神

 従二位 卜部兼倶(うらべかねとも) 朝臣
由緒
卜部(吉田)兼倶は大元宮の創始者で、吉田神道(唯一宗源神道)を大成されました。永正8年2月19日、77歳で死去。
永正10年2月鎮祭。明治13年吉田神社 末社に定められた社です。

神龍社 祭礼日

例祭
 2月19日  10時

山蔭神社eal estate

御祭神

 藤原山蔭(ふじわらやまかげ)

 相殿  恵比須神
御神徳
吉田神社創建に貢献された藤原山蔭卿を祀る社です。
山蔭卿は日本で初めてあらゆる食物を調理調味づけたといわれ、古来より包丁の神・料理飲食の祖神として、多くの料理店や業界の方々の信仰を集めております。

由緒
昭和32年の吉田神社御鎮座1100年大祭を機に、全国料理関係者が創建に協賛し、昭和34年5月に鎮祭された社です。

山蔭神社 祭礼日

例祭
 5月 8日  14時
京都の料理飲食業の関係者や崇敬者が見守る中、手を使わず包丁と菜箸のみで魚を捌くという生間流(いかまりゅう)式庖丁の奉納などが執り行われ、業界の繁栄をお祈り致します
恵比須祭
10月19日  14時

菓祖神社real estate

御祭神

 田道間守命(たぢまもりのみこと)
 林浄因命(はやしじょういんのみこと)
御神徳
果物の祖と言われる橘を日本に持ち帰ったとされる田道間守命と、日本で初めて饅頭をつくったとされる林浄因命の2神を菓子の祖神として祀る社です。
京都を中心に多くの菓子業界の方々から信仰を集めております。

由緒
京都菓子業界の総意により菓祖神社創建奉賛会が結成され、昭和32年11月11日 兵庫県 中島神社、和歌山県 橘本神社、奈良県 林神社の祭神を鎮祭された社です。

菓祖神社 祭礼日

春季大祭
 4月19日  11時
秋季大祭
11月11日  11時

末社 稲荷社real estate

御祭神

 宇賀御魂神(うがのみたまのかみ)
 猿田彦神(さるたひこのかみ)
 天鈿女神(あめのうずめのかみ)
御神徳
竹中稲荷社(たけなかいなりしゃ)と称し、商売繁盛の御神徳をお授け下さいます。

由緒
鎮座時期や由緒の詳細は不明。
古紀に「在原業平の居を神楽岡稲荷神社の傍らに卜す云々」とあり天長年間には既に社殿の在った事が知られ、また他の古伝には「天保年間に京師幾萬の子女郡参し昼夜の別なく満山に踊躍す是を蝶々踊と云い其の後数千の鳥居参道に樹立し雨雪為に傘を要せず」などとあり、当時の旺盛を極めていた様子がわかります。
現在の地には天保11年(西暦1840年)信徒の寄付金で造営されました。
明治5年、吉田神社 末社に定められた社です。

竹中稲荷社 祭礼日

春季大祭
 4月29日  13時30分
例祭
 9月28日  11時
秋季大祭
11月 3日  13時30分

末社 天満宮社real estate

御祭神

 菅原道真公(すがわらみちざねこう)
御神徳
天神さんと親しまれ学業成就の御神徳をお授け下さいます。

由緒
地福院に奉祀されてあったのを、嘉永5年(1852年)現地に遷座。
明治5年、吉田神社 末社に定められた社です。

天満宮社 祭礼日

例祭
 2月25日  10時

末社 三社社real estate

御祭神
 多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)
 狭依毘売命(さよりひめのみこと)
 多岐津毘売命(たきつひめのみこと)
 金山毘古命(かなやまひこのみこと)
 金山毘売命(かなやまひめのみこと)
 菅原神(すがわらのかみ) 
 
御神徳
多紀理毘売命・狭依毘売命・多岐津毘売命は海の神として、金山毘古命・金山毘売命は山の神として、菅原神は知識の神としての御神徳をお授け下さいます。

由緒
初め吉田家の邸内に鎮祭してあったのを、仁孝天皇の御代 弘化元年(西暦1844年)現在の地に遷座されました。
明治5年、吉田神社 末社に定められた社です。

三社社 祭礼日

例祭
 6月17日   10時

末社 今宮社real estate

御祭神

 大己貴神(おおなむちのかみ)
 大雷神(おおいかづちのかみ)
 
健速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
御神徳
古くから木瓜大明神と称され吉田町の産土神として御神徳をお授け下さいます。

由緒
鎮座の年代は詳らかではありませんが、建保3年には吉田小社註進状の内にその名が既に明らかにされており、文化13年に現地に造営されたお社です。

今宮社 祭礼日

例祭
 8月24日   9時30分
神幸祭
10月第2日曜
神輿・稚児・武者・剣鉾 等の神興行列が吉田地域の町内を巡行します
御火焚祭
11月14日  14時

摂社 神楽岡社real estate

御祭神

 大雷神(おおいかづちのかみ)
 大山祇神(おおやまづみのかみ)
 高※神(たかおかみのかみ) 
※雨冠の下に横並びに口を3つ並べ、その下に龍
御神徳
古くより水を司る神・雷除の神として崇敬厚く、神楽岡町地主の神として御神徳をお授け下さいます。

由緒
鎮座の年代は詳らかではありませんが、吉田神社本宮創建の頃には既に鎮座していたと言われ、延喜式に「 霹靂神 神楽岡に坐す」と記されているお社です。

神楽岡社 祭礼日

例祭
 9月23日  10時
神幸祭
10月最終日曜 10時30分
鳳輦(ほうれん)・稚児・武者 等の行列が神楽岡町の町内を巡行します